勉強で思い出したこと
自分では自分のことをけっして「勉強ができない」とは思っていなかった。殊更に高校時代は「できない」のではなく「しなかった」。
いや、勉強せずとも授業について行くことができた、などと主張したいわけでは無い。逆に受験テクニックを前面に出したり、丸暗記を前提にした授業には嫌気がさして、特に高校生の間は勉強をしなかった日々を過ごしていた。
それでもすべての教科に対してそうだったわけではない。生物は興味を持って取り組むことができた。ATPあたりの構造は暗記していないけどね。選択科目の芸術はそれなりにやっていた。ただ、科目担任が個性が強すぎる教師だったので、それなりに覚めてみてはいた。
繰り返すけども、勉強は嫌いだと感じてはいない。でも、丸暗記とかいうのは面白くない。やる気が無い。興味が持てればそれなりにのめり込むこともあるので、それなりにその後もやってこれている。はずだ。たぶん。
そんな感じに緩くやってきた勉学だが、一度だけちょっとした危機があった。
それは小学校の低学年の頃。算数で「九九」が始まったあたりのことだ。風邪を引いて数日、下手すりゃ一週間ほど学校を休んでいる間に九九が始まっていて、授業に復帰したときに呪文のような文言がまったくわからなかったので呆然とした。現在の意識と知識で言えば、まさに「呆然と」した。ほんとうにわけがわからなかったのだから。
それでも必死に追いつこうとした(はずだ)。なんとしてでも呪文を覚えようとがんばった(はずだ)。あの「ににんがし、にさんがろく、にしがはち……」とひたすら覚えなくてはいけないあの呪文を。
ああ、そうか。もしかして丸暗記しなくてはいけない、というものがあまり好きになれないでいたのは、こんなところに原因があったのかもしれない。今にして思えば。
でも、だいじょうぶ。学校を卒業してからでも学ぶことはできるし、興味を持つ対象も見つかるし、勉強は一生もの。
最近アニメ系音楽の購入ペース上がってる?
この1年くらいそんな感じがするので、ちょっとまとめて振り返ってみることにした。
- アーティスト: MISIA
- 出版社/メーカー: アリオラジャパン
- 発売日: 2015/11/25
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (7件) を見る
曽我部恵一が「バンバンバン」とか、オンエア時には思わず声を上げそうになったのですよ。架空の昭和では40年代でもテクノな音楽が流れていてなかなか面白いところ。
- アーティスト: VOICE by イヤミ feat.おそ松×カラ松×チョロ松×一松×十四松×トド松(cv.鈴村健一、櫻井孝宏、中村悠一、神谷浩史、福山潤、小野大輔、入野自由)
- 出版社/メーカー: エイベックス・ピクチャーズ株式会社(Music)
- 発売日: 2015/12/16
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (10件) を見る
「放課後のプレアデス」オリジナルサウンドトラック "むつらぼし"α
- アーティスト: 浜口史郎、他
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2015/06/24
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (3件) を見る
作中では環境音程度だったデーモン閣下の「時の過ぎゆくままに」や高野寛の「さよならアメリカ さよならニッポン」は必聴!
TVアニメ『田中くんはいつもけだるげ』ED主題歌「BON-BON」
- アーティスト: CooRie,rino,浅田祐介
- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2016/05/11
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (3件) を見る
- アーティスト: ワルキューレ,深川琴美,姉田ウ夢ヤ
- 出版社/メーカー: FlyingDog
- 発売日: 2016/07/06
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (12件) を見る
月刊 CUT 2016年8月号 (株式会社ロッキング・オン 刊行) 河森正... - 勝手に引用 - ごみ - はてなハイク
だいたいのところはハイクで語ったから、くり返すのはやめておこう。
そして、
- アーティスト: ワルキューレ
- 出版社/メーカー: FlyingDog
- 発売日: 2016/08/10
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (3件) を見る
最近の注目作家
週刊少年サンデーは少年誌としては3位の位置を維持しているというか、そこに落ちついているというか、そんなイメージがあるが、雑誌戦犯の販売数が減り続けている中で、最近の数字はいろいろと言われるレベルになってきている、らしい。そんな週刊少年サンデーは昨年あたりから新人の登用を増やしてきていた。
そんな流れの中で登場してきた数ある作品のうちの一つが目をひいた。峰浪りょう「初恋ゾンビ」だ。
目をひいたのは誌面や線が手慣れているように感じたところだ。主人公は額に受けた怪我がきっかけで、男子限定で初恋相手の理想の姿が見えるようになってしまう――というファンタシーな設定で始まる物語だが、それを違和感なく紡ぎはじめ、読み手を自然と引き込ませる画面が出来ている、という点で同時期に前後して始まった連載の中では常に気にしていた作品だ。
- 作者: 峰浪りょう
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/03/18
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (2件) を見る
- 作者: 峰浪りょう
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/06/17
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
高校生活をベースにしたラブコメ展開はテンポも良く、今月にはコミックスも2巻目が出る。そんな作者の、以前の作品があるのを知ったのは最近のことで(調べればすぐにわかることではあったが、そこまではしていなかった)、それを読むことが出来た。
「ヒメゴト 十九歳の制服」は先日まで期間限定で、1巻~3巻が無料で読むことが出来るキャンペーンが行われていて、その後に残る4巻から8巻までもコミックスで読み通すことが出来た。読み終えて感じたのは、すごい作品だというものだった。
作品を他の人に勧めるからには、その魅力を伝えなければならないのだが、一方でネタバレ部分には踏み込むのを躊躇しており(できれば読み進めながら色々と素直に感じてほしいという欲求がある)、上の小学館のページで一部試し読みも可能だし、wikipediaにも的確にまとまっているので、細かいところまで気になったならそちらも参考になるかもしれない。
ただし性描写などを含むのでその手のものを受け付けない方にはおすすめはしない。
ものすごく端的にまとめれば、3人の大学生、19歳の自我と性と自由の物語だ。3人はそれぞれに秘め事を抱えている。タイトルのヒメゴトはそこに絡めているのだろう。それぞれが過去に体験した出来事により、それぞれの自我と性の意識には歪んだものがあり、その象徴としてあるのが制服だ。
はじめはライト・コメディとして進むのかと勝手に思いこんでいた物語は、3人の心の深いところに触れるにつれてどんどんと流転する。ディープだ。
うん、やはり語ろうとするとネタバレ部分に触れざるを得なくなる。しかしそれはやはり避けたい。とにかく、最終話での3人が行き着く先は思いもよらないところかもしれない。でもそれはちゃんと物語として完結し、そしてその後の出来事も予測できる。実に見事に着地して完結している。連載2作目でよくぞここまで描ききったと思う。1巻から8巻までを通して見ると、画面の変わり方にも気づかされる。確実に手慣れて行っている。
だから少年誌での週刊連載でも、スタート時から手慣れた感じが滲み出ているのがわかる。掘り下げたキャラクターを作り、濃密な物語を組み上げた、それがちゃんと功を奏しているのがわかる。
そしてふと気づくのだ。性と欲望の展開バリエーションとしての初恋ゾンビの設定にはニヤリとするしかない。そう、だから、毎週物語がどうなっているのか楽しみでしかたがない。最近注目している作家、峰浪りょう。
ところで余談ながら、「ヒメゴト 十九歳の制服」の最終巻、カバーイラストの由樹に指宿くんの面影があるように思えてしかたがないのだけども……。指宿くん、そのポジション的にも前作「ヒメゴト」にも通じるところがあるようだし、ひょっとしたら意識している部分があるのだろうか。
- 作者: 峰浪りょう
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/11/28
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
0 SIM が届いた
30日に申し込んだので、連休中ということもあるし1週間以上かかっても仕方ないかななんて思っていた。そうしたら今朝メールが届いた。「発送したよ」と。
荷物の追跡してみると、昨日中には発送処理されていたようだ。まさかこのGWの休日、申し込んでから4日後に届くことになるとは思っていなかった。
そして届いた内容はとてもシンプル。
送付案内と、ペラ1枚裏表の利用マニュアル、それとSIM。基本的にウェブで情報のやり取りはするつもりなのだろうと、ある程度わかっているところをユーザーに想定しているからではないかと勝手に想像してみる。
さっそくドコモ契約していたスマートフォンのSIMを外して差し替える。物理的にはこれで終了。おもむろに電源を入れて、APNの設定をすればデータ通信は可能になる。設定の内容はマニュアルに書いてあるので無問題。
続いてGoogleの設定を変更して、ドコモのキャリアメールにしていたメールアドレスを変更して、さらにドコモのdアカウントの利用継続を設定(ただし内容は大きく限定される)すれば端末での変更も終了だ。音声通話着信も、SMSの着信も確認したので問題はない。これでスマートフォンとして再び利用できる。
さて前回にはこんなことを書いた。
まずは0 SIMを使う際の最大の注意点。3ヶ月間データ通信を利用しないと解約される。これはほんとうに要注意。といって、使いすぎると追加の料金請求が発生するからそれもまた注意。
しかし送付状にはこのように記載されている。
「音声通話対応プランは除きます。」
月々700円は固定で払うだけあって、データ通信をまったくしなくても問題なく利用し続けられるようだ。
これで安心。設定のデータ通信はオフのままで運用できる。
そしてもし検索してこの記事などに来た人が勘違いしないように念のためにここに書き記しておくが、0 SIMのSIMは貸与品だ。解約する場合には返却する必要がある。これは絶対に忘れてはいけない。要注意だ。