城
先日、地上波でアニメ「ハウルの動く城」をオンエアしていて、そこでまた気になったというか思いだしたことがある。
思いだした、とは書いたものの、実は明確に思いだしてはいない。
それは、小さい頃、多分にまだ10歳にも鳴っていなかった頃に読んだ漫画のことだ。そこでは城、日本の戦国時代以降のあの手の城がキャタピラを持っていて動き回るというものが登場する漫画だった。
実はずっと以前から気になっていて、その都度検索してみたりはしているものの、どうしても宮崎アニメばかりがヒットして、目指すところに行き着くことができないでいた。
で、つい先ほどふと思い立って、少々検索語を変えて挑戦してみたところ、矢車剣之助なるものがヒットしてきた。
画像検索の結果を見ると、たしかになにやらキャタピラを有していて動く建造物が登場しているらしい。
しかし、どうにも記憶の中のイメージとは違う感じだ。自分の記憶ではもっとしっかりとした、というか天守閣然とした巨大なものにキャタピラがあって動いていた。
さて、そうなるとこれもまた……まだしばらく探し求めることになるのかもしれない。
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記録的
なのだそうだ。この涼しさは。
ミクロ的な原因は、日本の東海上を北上した台風16号の影響で、北に位置する高気圧とあいまって涼しい空気を送り込んできたからということらしい。
今年の夏はなかなかに酷暑ともいえる気温が続いていただけに、それが落ち着いてくれたことはとてもありがたい。
ただ、今年はエルニーニョ現象が発生していたため、当初の中期予報では冷夏傾向といわれていたはずだ。
最近でも、こんな記事が出ている。
それなのに暑い夏になったのは、偏西風の蛇行が関係していて、(太平洋)高気圧が日本付近に張り出しやすくなっていたために、熱い空気が入ってきていたかららしい。
さて。
ここ何年もの間、東京では夏は暑い日が続き、ようやく暑さが落ち着くのは10月に入ってから、ということが常だったように記憶している。
9月に入っても熱帯夜が続き、空気が熱いと感じられるのが常だった。
それが今年は8月下旬でこの涼しさだ。ここ何年かではなかったことではないだろうか。
いや、体調的にはとても助かる。暑さが続くのは正直しんどい。だからほんとうにありがたい。
しかしこれももしかすると、気象の変動の揺れ幅が大きくなっていることの影響なのかもしれない。地球の温暖化により大気中の水蒸気量が増えると、気象の変動が極端になるということは前から言われていた。だからこの涼しさは、ことによると本来のエルニーニョ現象の影響による冷夏傾向に戻ったのかもしれない。
きっとこれから先、雨の降り方、雪の降り方、風の吹き方、晴れの日の暑さ、そういったものはもっと極端な値の間を行き来するようになるのかもしれない。短期的にはそういったある意味では楽観的な予測でのほほんとしていられるのかもしれないが、はてさて長期的にはどうなるものなのか。
人類はその行く末を見まもることは、できないかもしれないという可能性だってゼロではないはずだ。
やはりCDやDVD、ブルーレイ・ディスクの市場は縮小しているのか?
今回はタイトルに疑問符をつけるという逃げの手を打っておいての駄文の開始。
日曜日に、いわゆるセル・パッケージを求めて新宿を少し歩きまわった。発売日から10日ほどを過ぎたものだけに、初動が捌けて微妙に入手しにくい時期だったたけに、いくつかの店舗を回ることになるかもしれないとは、いちおう最初から覚悟をしていた。
最初に入ったのはビックカメラのHALC館。なんだか記憶の中にあるところとは売り場の位置が違っていた。以前はゲームとかとあわせてそれなりのスペースを保持していたような気がしたのだけども、行ってみると売り場は完全に僻地というか閑散とした片隅。音楽と映像ソフトがもうしわけ程度に並んでいるものだった。やはり今はゲームのほうが売り上げが好調なのだろうか。
ともかく目当てのものはなかったので今度はTSUTAYAに移動した。こちらは実はかなり久しぶりに入店した。で、明らかに以前よりもすべての売り場自体が減少して(全体としてはレンタル主体になっていた)、販売フロアも取り扱い内容は弱体化していた。時々利用していた頃には、かろうじて売れ線から少し外れた新譜なんかも店頭に並んでいてそれなりに重宝していたが、今や自分の好みの路線を探すにはあまり意味の無い傾向の強い内容になってしまったようだ。
ビックロの音楽・映像ソフト売り場はHALC館よりは少しはマシだったが、目指すものはなかった。
そして最終的には、事前に店頭在庫があるとわかっていたタワーレコードのお世話になった。もしかしたらポイントで全額賄えるかも、などといった甘い考えは現実の前ではまったくの無力だったわけだ。
まあ新宿からはHMVが無くなり、ヴァージン・メガストアが無くなり、ソフト購入の視点からするとかなり選択肢が狭められて久しい。まだディスクユニオンや、タワーレコードが頑張っているけれども、前者は扱っているジャンルがある意味でティピカルなものだし、タワレコも数年前にフロア編成の変更で「売れ筋」を意識している面があり、今後もリアル店舗として安定して存在し続けてくれるかどうかは正直わからない。
やはり、リアル店舗で買うよりも、ネットで購入という流れが増えてきてるということなのだろうか。そしてディスク・メディアで手元に残すのではなく、ストリーム配信や、ダウンロードで購入という流れも大きくなっている、ということなのだろう。
自分としてはそのあたりの意識は古いのか、どうしてもディスク・メディアを手元に残しておいて、その先のデータ化なりプレイリスト化といったことは自分の手で好きなようにしたいという考えが強い。
だからリアル店舗にはまだまだ頑張ってほしいと思うのだが、そんな購入行動もはたしてあとどれくらいの間続けることができるのだろうか。
未来の行き着く先は、まったくわからない。
以下は補足というか余談
なぜ「放課後のプレアデス」は深夜枠だったのだろう
もうちっとだけ、推すんじゃ。
ほんとうになんで深夜枠で放送だったのだろうと思う。とてももったいない。それだけ心動かされるほどのエネルギーを持った作品だった。「放課後のプレアデス」は。
少し前に、このエントリーででトップ1に推したものの、何かまだ言い切っていないような感覚がずっと残っていて気持ち悪いままでいる。
たしかに書き連ねたいことはたくさんある。たぶん。浮かんでは消える夜空の星のように数多くのそれが。
でも作品のまとめについては、シバ山ブログさんが見事に書き上げているので、そちらを頼ることにしたい。
この4月から6月にかけてのクールは、いつものごとく事前に何の情報も仕入れることなくぱらりぱらりと見始めていて、この作品も特に何か考えるでもなく「魔法少女もの」カテゴリの一つくらいにしか考えていなかった。
それが物語が進むうちに、月に飛び、土星をかすめ、太陽系を飛び出し、ついには銀河系をも飛び出し……どんどんと広がるスケール。でもそこに描かれる宇宙の姿はけしてお手軽な舞台選択ではなく、ちゃんとした科学の裏付けまで取り込んでの描写や物語のディティールになっている驚きの展開。
さらにそこに絡んでくる各キャラクターの抱えている問題や成長の萌しの描写、そして王道的要素でもあるボーイ・ミーツ・ガールの主題。それらが終盤にかけてぐいとひとつにまとまっていく様は、近年の作品の中では見事としか言いようがないものだった。
だからとてももったいない作品になってしまっている。ここまでのオンエアが深夜の時間帯の放送枠にだけ留まってしまっているのが。こんなスゴい作品が、ある程度トウの立った年齢のオタク層にだけで受けとめられているのはほんとうにもったいない。ネットではジュブナイル作と表現している人も散見できるが、ほんとうに「ジュブナイル」ということばが想定しているであろう世代にもっともっと知られても良い作品だと思う。
7月になれば、キッズステーションでもオンエアが開始されることが決まっているが、その枠がリピート放送を含めても、23時とか深夜3時とか、本来のジュブナイルを送りたい視聴者層からは離れたところになってしまっているのがほんとうにもったいない。
だからせめて口コミからだけでも、作品の存在が知られることにならないだろうか、と些細な希望をここに呟いてみたい。
余談。
希望といえば、最終話を観ていてふと思い浮かんだこと。それは、希望 = 想像 = 創造 という構図。なんとも陳腐なものかもしれないけれど。
以下はさらに余談。
ふと思ったのだけど、ギリシア神話のプレイアデスの女神たちって、7人。ということは、この物語では魔法少女5人 + 会長 + みなと という計算になるのだろうか?
いやいやそんなそんな。5人の少女たちは、何ものでもない可能性を込めた少女たちなのだから。そんな古めかしい既存の概念の中に無理矢理からめようとする必要性なんぞどこにもないだろう。
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さて、ここで敢えて「いまああああじいいいいいいいいいいいいいいいん」と叫んだ後で言ってみるとしよう。
「きっと何者にもなれないお前たちに告げる」