やはりCDやDVD、ブルーレイ・ディスクの市場は縮小しているのか?

今回はタイトルに疑問符をつけるという逃げの手を打っておいての駄文の開始。


日曜日に、いわゆるセル・パッケージを求めて新宿を少し歩きまわった。発売日から10日ほどを過ぎたものだけに、初動が捌けて微妙に入手しにくい時期だったたけに、いくつかの店舗を回ることになるかもしれないとは、いちおう最初から覚悟をしていた。
最初に入ったのはビックカメラのHALC館。なんだか記憶の中にあるところとは売り場の位置が違っていた。以前はゲームとかとあわせてそれなりのスペースを保持していたような気がしたのだけども、行ってみると売り場は完全に僻地というか閑散とした片隅。音楽と映像ソフトがもうしわけ程度に並んでいるものだった。やはり今はゲームのほうが売り上げが好調なのだろうか。
ともかく目当てのものはなかったので今度はTSUTAYAに移動した。こちらは実はかなり久しぶりに入店した。で、明らかに以前よりもすべての売り場自体が減少して(全体としてはレンタル主体になっていた)、販売フロアも取り扱い内容は弱体化していた。時々利用していた頃には、かろうじて売れ線から少し外れた新譜なんかも店頭に並んでいてそれなりに重宝していたが、今や自分の好みの路線を探すにはあまり意味の無い傾向の強い内容になってしまったようだ。
ビックロの音楽・映像ソフト売り場はHALC館よりは少しはマシだったが、目指すものはなかった。
そして最終的には、事前に店頭在庫があるとわかっていたタワーレコードのお世話になった。もしかしたらポイントで全額賄えるかも、などといった甘い考えは現実の前ではまったくの無力だったわけだ。

まあ新宿からはHMVが無くなり、ヴァージン・メガストアが無くなり、ソフト購入の視点からするとかなり選択肢が狭められて久しい。まだディスクユニオンや、タワーレコードが頑張っているけれども、前者は扱っているジャンルがある意味でティピカルなものだし、タワレコも数年前にフロア編成の変更で「売れ筋」を意識している面があり、今後もリアル店舗として安定して存在し続けてくれるかどうかは正直わからない。

やはり、リアル店舗で買うよりも、ネットで購入という流れが増えてきてるということなのだろうか。そしてディスク・メディアで手元に残すのではなく、ストリーム配信や、ダウンロードで購入という流れも大きくなっている、ということなのだろう。

自分としてはそのあたりの意識は古いのか、どうしてもディスク・メディアを手元に残しておいて、その先のデータ化なりプレイリスト化といったことは自分の手で好きなようにしたいという考えが強い。

だからリアル店舗にはまだまだ頑張ってほしいと思うのだが、そんな購入行動もはたしてあとどれくらいの間続けることができるのだろうか。

未来の行き着く先は、まったくわからない。




以下は補足というか余談

  1. ヨドバシカメラは最初から回るコースには含んでいなかった。事前にネットを見て、店頭在庫がないことがわかっていたので。
  2. アニメイトは支払いとポイント・カードの都合上、立ち寄らなかった。