Android端末とGoogle カレンダー

 Google カレンダーはAndroid端末でもアプリと同期できて、PCと同じ内容を見たり変更したりできてとても便利に使っている。自分のカレンダー以外の(たとえば他のアカウントが共有を許可したカレンダー)項目も表示させたりできるので、重宝している。

 難点を言えば、プリインストールされているキャリア謹製(だと思われる)カレンダーや、Google純正のカレンダー・アプリは表示が貧弱なので、aCalendar を使っている。


aCalendar (Google Play)
play.google.com


 これは無料版でも広告表示されることもなく、基本機能は十分に使え、表示も自分の好みあっていて気に入っている。




 ところが、昨年末頃から、Android端末で、「日本の祝日」カレンダーが表示されなくなってしまった。これは Google カレンダーが標準的に各国版を用意している中の一つで、スケジュール管理のためには欠かせられないと言っても良い。
 表示されないのはAndroid端末側だけで、プリインストールのカレンダー・アプリ、Google カレンダー・アプリ、そして aCalendar のいずれもが、2015年11月の勤労感謝の日までは表示するものの、それ以降、12月の天皇誕生日以降の祝日を表示しない状態になってしまった。PC側ではそんなこともなく、いわゆる同期がうまくとれていない状態だ。「日本の祝日」以外のカレンダーはちゃんと同期ができ続けているので、それだけがおかしなことになってしまったわけだ。

 その当時、ネットでは他にもそんな声が少し見られたので、もしかしたらどこかでアップデートがかかれば直るのではないかと思って様子を見ていた。が、改善しない。何度か Google カレンダー・アプリの更新もあったように記憶しているが、それは症状の改善には至らなかった。
 この手の問題ではちょっとしたTIPSである、アプリのキャッシュを削除してみる、というものも実行してみたが効果は無かった。aCalendar はデータも削除してみる(これはローカルに保存してあるカスタマイズした内容も含むので、実行する際には自己責任で)ことも試したが効果は無かった。


 それが先ほど、ふと思いついたので新たな手を試してみた。手順はざっとこんな感じだ。

  1. PCの Googleカレンダーで「日本の祝日」を削除
  2. aCalendarで同期 (おまじない的に)
  3. aCalendarで、昨年11月以前の祝日が表示されなくなったのを確認
  4. PCの Goolgeカレンダーで「日本の祝日」を追加
  5. aCalendarで同期
  6. aCalendarで「日本の祝日」の同期をONに

 これで症状が無くなった。考えてみれば単純な対処法だった。


 もしも今後似たようなことに遭遇したときのために書き記しておく。

他にも気になるコミックのタイトル

 週刊少年サンデーで月一掲載の田辺イエロウ「BIRDMEN」。最新話でまたしても予想の上を行く展開をしてきた。このところの物語の加速感は、どうやらすべてこのために準備されていたようだ。キーになるキャラクターにさらに動きがある事を示唆する引きだが、もはや着地点がどうなるのか予想もつかない。
 今月にはコミックス最新巻も発売になるのだが、この怒濤の展開がすべて収録されるのだろうか。気になるところだ。

BIRDMEN 7 (少年サンデーコミックス)

BIRDMEN 7 (少年サンデーコミックス)



 月刊LaLa前号(最新号ではなく、前号)に載っていた池ジュン子「となりの雪女ちゃん」。

La・La(ララ) 2016年 03 月号 [雑誌]

La・La(ララ) 2016年 03 月号 [雑誌]

 池ジュン子はこのところグイグイ来ている若手(で、いいんだよね?)作家。前号では連載作品に加えて新作読み切りのダブル掲載だったのだけど、この読み切り、ヒロインの表情がとても良い! なんだろう、良いとしか言えなくなってしまっている。とにもかくも、「良いぞ」。



 実は月間Cocohanaに連載している芦原妃名子「Bread & Butter」も目が離せなくなってきている。

Cocohana(ココハナ) 2016年 04 月号 [雑誌]

Cocohana(ココハナ) 2016年 04 月号 [雑誌]

 明らかに夢の(ような)時間が終わり、現実に向き合おうとする展開になってきている。主人公二人の周囲との関係が一通り整理されてきただけに、この先のことがどうなっていくか、注目したい。

Bread&Butter 4 (マーガレットコミックス)

Bread&Butter 4 (マーガレットコミックス)

かげきにかぶき!

 斉木久美子「かげきしょうじょ!!」について書き記してから3ヶ月が過ぎた。

novels.hatenablog.com

 隔月刊の雑誌への連載なので、なかなか頻繁に新しい物語が読めるわけではないが、それでも2つばかり話数が重ねられた。

 これまでにも二人のヒロイン、さらさ奈良っちは陽と陰の対比として表されることが多かったように思う。いや、将来的には二人ともトップスターとして光り輝く存在になるはずだ。さらさは男役、奈良っちは娘役として。ただ、そのともにトップを目指す役どころとしても、二人の間にはやはり陽と陰の違いが歴然と存在している。殊更に、奈良っちの過去(集英社版コミックス第2巻参照)とそれらに起因する現在の性格に。そしてきらめく明るい存在、「はじめてのともだち」としてのさらさ奈良っちが惹かれていくのも、ここでは当然の流れなのだろう。

 そんな物語は今、天賦の才能を知るか知らずか発現し続けるもう一人のヒロインさらさの過去に関係するエピソードを語っている最中だ。
 華やかな歌舞伎、「助六」の舞台を織り交ぜながら、ここで語られた物語のメインになるのは、幼くして才能を示し始めているさらさと幼なじみの男の子だ。この二人は、陽と陰というよりも、むしろ光と闇の対比として描かれているようにも思える。幼なじみの男子にとっては、さらさは眩しい光のような存在であっただろう。さらにはさらさの出自として梨園との関係がありそうな上に、どうやらさらさの祖母もなにやら梨園との縁があったのではないだろうかということも匂わされている。
 しかし、この過去において、さらさにも「闇」の種子が存在していることが示された。それは後に、お前は(このままでは)トップスターにはなれないと宣告されることと合わせて、さらさ自身の闇として存在を大きくすることになるのかもしれない。

 過去が語られたことで、現在の物語の意味が深まってくる。これから先は、間違いなく二人のヒロインを始めとする少女たちの成長が描かれるはずで、その期待がますます高まるというものだ。

 次の物語は4月末! もちろん、今発売中の最新号も、夏の想い出の日々の物語が必見。

メロディ 2016年 04 月号 [雑誌]

メロディ 2016年 04 月号 [雑誌]



 映画「秘密」のスティルも載っていて、いろいろと複雑な気分ではあありますがね……。

小学校と中学校は、学校給食だった

 今週のお題は「給食」。今になってみるととても幸いなことに、小中ともに学校内に給食室がある環境だったので、都合9年間、あたたかい給食を食べ続けることができた。だから午前中の授業は昼が近くなってくると美味しそうな匂いが漂ってくることが少なからずあって、空腹感をよけいに増やしてくれるものだった。
 パンも地元の業者から焼き上がってからそんなに時間が経っていないものが毎日届き、牛乳もこれまた地元の業者からの製品が届けられていて、実に恵まれた環境にあったことを、ほんとうに感謝したい。

 そんな給食は美味しい想い出ばかり……かというと、そうではなく、小学生の頃、二度ばかりどうしても食べることができずに悲しい思いをした記憶がある。
 一つはにんじんの細切りのバターソテー。これが添え物程度のほんの少しとかだったならそこまで悲惨なことにはならなかっただろうが、これでもかというくらいの量で、ほとんど食べ進めることができなかった。好き嫌いとかいうレベルでは無い量だった。で、その後また給食に登場した記憶が無いことからすると、ひょっとすると不評だったのではないのかと、今にしてみれば思えたりもする。
 もう一つは、白玉が甘い汁に入ったもの。なぜかこれが汁物のおかずとして登場したことがあり、甘みが強烈すぎたのか、完食できなかった記憶がある。これまたその後に出たことがないので、やはり不評だったのかもしれない。

 そんなことがあっても、総じて見れば、やはり温かい給食が毎日食べられたということは、良い想い出だ。
 そういえば、給食室は、年に1、2度の火災(避難)訓練の時、たいてい出火元に設定されていた。まあ、日常的に大規模に日を扱ってるところだけにそういうものだったのかもしれない。

 さて、高校になったら給食は無くなった。代わりに簡素な学生食堂があって、定番メニューはうどんに蕎麦、それとカレーだった。あまり広いところでも無かったので、周辺の店でパンを買ったり、スーパーのイートインのジャンクフードやら、本当は校則違反だったのかもしれない、喫茶店でとか、いろいろ(ある意味では変な方向に)バリエーションが広がったように思う。

 給食。今となれば、ただただ懐かしい。何が好きだったろう? カレーならぬカレー汁、焼きそば、フルーツポンチ、ぱっと思いつくのはそんなところだろうか。
 他には何があっただろう。トマトが出たときには丸ごと一つだっただろうか? それとも半分に切ってあっただろうか? キュウリは半分か三分の一位に切ってあったように思う。別に味噌がついてきて、もろきゅう状態。ミルメークはあまりよく溶けなかったような気がする。パンに付けるジャムは、いちご、チョコ、ママレードあたりだったろうか。そういえば耳の部分もスライスされて入っていて、焦げすぎていなくて香りが良いのでけっこう取り合いになっていたような気がする。

 なにもかも懐かしい。