2017年初頭のコミックス

 収容場所がなくなってきているので買う量を減らそうと心に誓ったコミックス。なのに……買ってしまったコミックス。控えなければならないのに。
 だから自戒のためにもまとめておこう。今月はもうこれで終わりにするし。



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 月刊LaLaに掲載された縞あさとの初コミックス。魔法が使える魔女が存在するという点以外は現代とよく似た世界の高校が舞台。
 作品タイトルで察しが良い人は気づくかもしれないが、物語に登場するのは男の魔女。魔法を使えるのは基本的に女性のみ(だから魔女と呼ばれている)だが、まれに男性の魔女も存在するというのが作品世界の設定。ただこの男の魔女も、魔法の力は女性の中に源があるため、魔法を使うには女性に触れなければならない。

 と、まあそんな甘酸っぱい学園生活。注目している作者なのでこれからもがんばってほしい。

 余談ながら、これはハイクにも書いたけれども、第1話はほんとうに小川美潮「デンキ」を思い浮かべてしまう。

小川美潮 デンキ

魔女くんと私 (花とゆめCOMICS)

魔女くんと私 (花とゆめCOMICS)



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 スエカネクミコのコミックスも久しぶりに買った。

 1話が試し読みできるはずだから、ちょっとネタバレしても良いかな? 帯にもあるように、マリー・アントワネットが主人公で、オーストリアからフランスに輿入れしようというところから物語が始まるのだけど、実は男の娘。そして何が「最凶」かというとこれがまあ……。とにかく進行がテンポ良い。雑誌連載だと物語はどこまで進行してるのだろう? 気になるところだ。



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 これは実は去年の11月刊行のもの。発売直後に目にした記憶はあるのだけど、買うのを忘れていた。

 水城せとな、今はイブニングで連載していたとは。小学生からの幼なじみの青年3人が、誰が一番不幸になるかを競い合うというのが基本的な状況なのだけど、そこにまさに「セカイ」が絡んできていて、「脳内ポイズンベリー」とはまた少し違ったベクトルを持ったファンタジー要素が挿入されている。この挿入されているものを象徴する存在がこれまた天然なのかはたまた計算なのか、読み切れないところが不思議な空気感を醸し出している。
 1巻だとまだ物語が動き始めようとしている段階だが、すでに3人のうち一人にけっこうヘヴィな過去があることが示されていて、この先が気になる。それは4月刊行予定の2巻に期待!


世界で一番、俺が〇〇(1) (イブニングKC)

世界で一番、俺が〇〇(1) (イブニングKC)