感情のTyphoonが私をさらう
最近ではアニメの放送枠が多すぎるので、とてもすべてをチェックするのは無理という建前にして、事前にはあまり情報を確かめたりせずに、とりあえず観られるものを観て選んでいくというスタイルをとり続けている。(逆に、徹底的に事前の情報を精査して、観るべきものを選び挙げていくという選択もあるだろうが、自分にはその手法は無理だ。)
そんなこともあって、2016年4月に始まった「マクロスΔ」は、最初は特に何も意識しないでいた。タイトルからして、あのシリーズなのか、程度にしか考えていなかった。(ちなみに初代のTVシリーズは何かしらの形で一通り見てはいるが、その後のタイトルは未着手といったレベルの視聴者だ。)
もしかしたら、何かをしながらの視聴が続いていたかもしれない。ユニットなのかとか、メカのシルエットがスマートだなとかは感じていても、その後の枠にあった「コンクリートレボルティオ 超人幻想」2期や、前夜の「田中くんはいつもけだるげ」の緩さのほうに意識が向いていたかもしれない。
それが第6話で印象が一変する。主人公たちの出会い、オーディションに入隊試験、初ライブとエピソードを重ねてきた上で、ついに戦術音楽ユニット ワルキューレがΔ小隊とともに戦線に出る回。初めて流れるハードな楽曲「Walkure Attack!」をバックに、歌姫たちが投影されるアステロイド群の中でのドッグ・ファイト、これにノック・アウトされた。
すぐに配信で第1話から見なおすことに。初回の終盤からパワフルなスカに乗せて見せ場を連発しているのに気づいたり、一気に集中して観る態度に切り替わった。
2017年初頭のコミックス
収容場所がなくなってきているので買う量を減らそうと心に誓ったコミックス。なのに……買ってしまったコミックス。控えなければならないのに。
だから自戒のためにもまとめておこう。今月はもうこれで終わりにするし。
月刊LaLaに掲載された縞あさとの初コミックス。魔法が使える魔女が存在するという点以外は現代とよく似た世界の高校が舞台。
作品タイトルで察しが良い人は気づくかもしれないが、物語に登場するのは男の魔女。魔法を使えるのは基本的に女性のみ(だから魔女と呼ばれている)だが、まれに男性の魔女も存在するというのが作品世界の設定。ただこの男の魔女も、魔法の力は女性の中に源があるため、魔法を使うには女性に触れなければならない。
と、まあそんな甘酸っぱい学園生活。注目している作者なのでこれからもがんばってほしい。
余談ながら、これはハイクにも書いたけれども、第1話はほんとうに小川美潮「デンキ」を思い浮かべてしまう。
小川美潮 デンキ
- 作者: 縞あさと
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2017/01/05
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (1件) を見る
スエカネクミコのコミックスも久しぶりに買った。
1話が試し読みできるはずだから、ちょっとネタバレしても良いかな? 帯にもあるように、マリー・アントワネットが主人公で、オーストリアからフランスに輿入れしようというところから物語が始まるのだけど、実は男の娘。そして何が「最凶」かというとこれがまあ……。とにかく進行がテンポ良い。雑誌連載だと物語はどこまで進行してるのだろう? 気になるところだ。
- 作者: スエカネクミコ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/01/12
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
これは実は去年の11月刊行のもの。発売直後に目にした記憶はあるのだけど、買うのを忘れていた。
水城せとな、今はイブニングで連載していたとは。小学生からの幼なじみの青年3人が、誰が一番不幸になるかを競い合うというのが基本的な状況なのだけど、そこにまさに「セカイ」が絡んできていて、「脳内ポイズンベリー」とはまた少し違ったベクトルを持ったファンタジー要素が挿入されている。この挿入されているものを象徴する存在がこれまた天然なのかはたまた計算なのか、読み切れないところが不思議な空気感を醸し出している。
1巻だとまだ物語が動き始めようとしている段階だが、すでに3人のうち一人にけっこうヘヴィな過去があることが示されていて、この先が気になる。それは4月刊行予定の2巻に期待!
- 作者: 水城せとな
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/11/22
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
正月気分
三が日はまあゆったりと過ごし、そろそろ働くためのコンディションに復帰させていきたいところ。
さて、はてなブログ、今週のお題は「2017年にやりたいこと」だそうで。思うことはあれやこれやとあれど、ここでは多少なりとも実現の可能性が高めなことを書いておくことにしよう。
そう、今年にやりたいこと、それは本を読む頻度をもう少し上げたい。
なにぶんにも、買っては積み上げているだけのものが増えていく一方なので、いい加減になんとかしたい。単純な解決策としては、買わなければ良い、なのだがそうもいかない。このご時世、初版で入手しておかないと次に手に入るかどうかが確実でないので、気になる著作は見かけたときに確実に入手する必要がある。
電子版にしろという声もあるかもしれないが、あれはどうもね、肌に合わないというか慣れないというか。ページはリアルにめくりたいし、ぱらぱらぱらぱらと流してみたいし。
さてそうなると次善の策は、読む頻度を上げること。これに尽きる。昔はそれなりのペースで読めていたから、今またできないはずはない。そう思いたいものだが。
Walkmanの整理をしたほうが良さげな正月
手持ちのウォークマンの一つがとうとうバッテリがへたってしまった。充電してもろくに電圧が持続できない。となると、もはや持ち歩いて使うことはできないので、後は充電と出力のためのケーブルをつないでアクティブスピーカーで鳴らすという余生を過ごしてもらうことになりそうだ。動く間は。
ウォークマンといえば、最初はメディアはカセットテープだった。でも自分が本格的に使い始めたのは著作権保護に対応したメモリースティックに転送して、それを挿入して使うタイプのもの。
メモリスティックは最大で128MBしか容量がなかったので、何本も用意してそれぞれに異なった楽曲を転送して差し替えて使った。それでもバッテリが10時間程度しか持たないので、長旅だと充電する手段をなんとかしなければ、昼間ちょっと歩いている間にもう終わり、なんてこともたびたびだった。
続いて手を出したのは、香水瓶タイプ。
最初のものは最大で容量が1GBだった。それでも転送できる楽曲の数は増えた。ちょっとスタイリッシュな見た目も良かった。
この系統では、2GBのもの(通販限定色)や、
少しデザインが変更されたものも使った。これでたしか4GBくらいに増えたはずだ。
その先は10字コントロールキーとカラー液晶を装備したフラットなタイプに。これで16GBくらいになったはず。これは一足先に起動すらしなくなって完全に引退した。
そして今回、余生を過ごすことになったのがこちら。
これで容量は16GB。
続いて導入したのはこちら。
これで64GBまで使えるようになり、ひとまずCDから転送してある分(けっして全部ではない)が丸ごと持ち歩けるようになった。
ただこれはボリューム調整キーが、+と-の両方向で感度が悪くなってしまい、最近ではバッテリの調子も今ひとつなので、近いうちに余生を過ごすことになりそうだ。
そして現行のエースがこちら。
容量は64GBのままだが、microSDカードにも対応したり、一応ハイレゾのソースが再生できたり、フォルダにデータ・ファイルをコピーすれば認識してくれたり、BlueToothに対応していたり、けっこうあれこれ重宝になってきてる。
で、エース機として使っていれば、それでもそのうちに疲弊はするだろうから、そのうちにこの後継も考えなくてはならない。
自分としてはポータブルなデバイスはハイレゾに完全に対応していなくてもそんなに気にしないので、そこまで高級方面を使わなくても良い。そしてはたと気づいてしまった。今後のマシンもmicroSDカードへの対応はたぶんしてくれるだろうから、今のうちにmicroSDカードでの運用に切り替えておけば良いのではないか、とも。
そうそう、自分の場合、sonicstageでCDから取り込み始めた頃から、ファイルのフォーマットをATRAC3にしているので、iTunes系に乗り換える方針は皆無だ。だから、SONYには高級路線だけではなく、ラインナップをそろえ続けていってもらいたいと切に願っている。
余談ながら、VAIO Pocketに手を出したこともあった。
でもこれもバッテリがあまりいい感じではなかったなぁ……。