あれもこれもみんなほしい

 そんなマニアの心境。でも物事には必要な資金もあるし、保管に場所が必要になるケースもある。



 ハイクにこんなことを書いた。

浦沢直樹の PLUTO、MONSTER、BILLY BAT あたりは未読な... - 知らんがな - ごみGOがとまらない - はてなハイク

 コミックは目を通す雑誌は絞っている上に、置く場所がないのでコミックスも買うものは絞っている。なので作者の方々には申し訳ないが、気になるタイトルはレンタルのお世話になっている。

 最近読んだものの一つが、雨隠ギド甘々と稲妻」8巻。
 運動会でつむぎが全力で走る大ゴマ、そして競技が終わった後に風が吹き上げる場面、思わずうるっときてしまった。おそらく暗喩的に、暗喩的にネームも直接的な描画もなく、あることを仄めかしているのだろうが、その内容がこれまでに積み上げてきたエピソードをいろいろと思い浮かべさせられて、印象的な場面になっている。
 他にも変化が起きて、起ころうとしている回が集まっている8巻。まずい。なんか一気に買ってしまいそうな気がする。8巻。まだ8巻……。

甘々と稲妻(8) (アフタヌーンKC)

甘々と稲妻(8) (アフタヌーンKC)



 さてもう一つ最近読んでいるのが山下和美「ランド」。 浦沢直樹の漫勉で、序盤の回の作業を取り上げていたタイトルだ。

 第1巻のページ数がやたらとある。本編終了で362ページ。分厚い。
 おそらくその最後で、それまでの何気ないやりとりで想像できる内容がまさにその通りだと示すところまでまとめたかったのではないかと思う。それほどの作品世界の大きさを感じる。
 その内容は、あるカテゴライズに含まれるものになるのだが、その後の物語でもなかなか直接には描かれない。3巻に至ってようやくこれから明らかになっていくのだろうかという感じだ。はてさて。いったい物語が見せる世界の全容はどんなものだろう?





 コミックスは本当は別に2タイトルほど気になるものをまとめようかと思っていたのに、ちょっとスケジュールがばたばたになってしまって手が付けられないでいる。せっかく読み直したものもあるというのに……。