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その後の物語

昨年取り上げたコミックの話題から、その後のことを二つほど。

近ごろ気になる作品 2017 秋

今回は、(いや、今回も?) いずれも白泉社系の作品。 鈴木ジュリエッタ 「トリピタカ・トリニーク」 www.hanayume.com 前作「神様はじめました」が完結してからそんなに間が開くことなく連載が始まったこの作品、当初からヒロインが金属の環を頭につけていた…

近ごろ気になる作品

もう最新号が出ているので、いずれも前号掲載のこととなってしまうが、最近気にしている作品を二つほど。 斉木久美子「かげきしょうじょ!!」 10年に一度の大運動会のエピソードも一段落したところで、スピンオフ・ストーリーが登場。スピンオフでは主役の二…

「キング・オブ・アイドル」それで「K・O・I」

週刊少年サンデーで若木民喜の新連載が始まった。タイトルは「キング・オブ・アイドル」。websunday.net 最初に出た告知カットでは「K・O・I」だけがあり、もしかしたら「恋」とかけているのだろうかと考えていたが、まずは略した頭文字で来ていた。 でも題…

あれもこれもみんなほしい

そんなマニアの心境。でも物事には必要な資金もあるし、保管に場所が必要になるケースもある。 ハイクにこんなことを書いた。浦沢直樹の PLUTO、MONSTER、BILLY BAT あたりは未読な... - 知らんがな - ごみGOがとまらない - はてなハイク コミックは目を通す…

2017年初頭のコミックス

収容場所がなくなってきているので買う量を減らそうと心に誓ったコミックス。なのに……買ってしまったコミックス。控えなければならないのに。 だから自戒のためにもまとめておこう。今月はもうこれで終わりにするし。 月刊LaLaに掲載された縞あさとの初コミ…

立ち向かう物語

タイトルは書かないが、最近は喪失からの回復を描いている物語をコミックスでまとめ読みしていてけっこう心揺さぶられたりしているのだが、それとは別の物語を紹介したい。Jumping[ジャンピング] 1 (マーガレットコミックス)作者: 筒井旭出版社/メーカー: 集…

最近の注目作家

週刊少年サンデーは少年誌としては3位の位置を維持しているというか、そこに落ちついているというか、そんなイメージがあるが、雑誌戦犯の販売数が減り続けている中で、最近の数字はいろいろと言われるレベルになってきている、らしい。そんな週刊少年サンデ…

他にも気になるコミックのタイトル

週刊少年サンデーで月一掲載の田辺イエロウ「BIRDMEN」。最新話でまたしても予想の上を行く展開をしてきた。このところの物語の加速感は、どうやらすべてこのために準備されていたようだ。キーになるキャラクターにさらに動きがある事を示唆する引きだが、も…

かげきにかぶき!

斉木久美子「かげきしょうじょ!!」について書き記してから3ヶ月が過ぎた。novels.hatenablog.com 隔月刊の雑誌への連載なので、なかなか頻繁に新しい物語が読めるわけではないが、それでも2つばかり話数が重ねられた。 これまでにも二人のヒロイン、さらさと…

かげきにいこう!

斉木久美子「かげきしょうじょ!!」は、もともとは集英社のジャンプ改で「かげきしょうじょ!」として連載していた作品。それがジャンプ改の休刊(2014年11月号が最終号)で白泉社のメロディに移籍して、感嘆符が一つ増えて連載されるようになったいきさつ…

先日、地上波でアニメ「ハウルの動く城」をオンエアしていて、そこでまた気になったというか思いだしたことがある。思いだした、とは書いたものの、実は明確に思いだしてはいない。それは、小さい頃、多分にまだ10歳にも鳴っていなかった頃に読んだ漫画のこ…

鳥男たちの向かう先は?

田辺イエロウは以前から注目している作家の一人だ。*[comic]田辺イエロウ『終末のラフター』 - 想像してみよう、その光景を (仮題) *[comic]田辺イエロウ『終末のラフター』 - 想像してみよう、その光景を (仮題)その田辺イエロウが、週刊少年サンデーで月一…

あまり深くは語らないが

ある訃報が誌面に掲載された。そして2週間が経ち。それまでもtwitterなどでは、同業の人たちからの、亡き人を惜しむ声が多く見られた。受賞作がそのまま掲載になり、その後に手直ししたものを手始めに連載となったことはよく憶えている。 紡ぎかけの物語と、…

*[comic]田辺イエロウ『終末のラフター』

昨年末に週間少年サンデーに短期集中連載されていた『終末のラフター』は、『結界師』以来久しぶりとなる、田辺イエロウの作品だった。 すでに連載は終わり、書き下ろし多数という三月発売のコミックスを待ちこがれる状況だが、意欲的な作品の内容は今なお鮮…